こんな所で冒険しよう・・・西表島の森~沖縄県竹富町4
歩き始めておよそ1時間、森の奥に滝が見えてくる。
落差およそ60メートル、沖縄最大のピナイサーラの滝。
冬から春なら、足元にコウトウシュウカイドウの可憐な白い花が見られる。
日本で野生のベゴニアを見られるのは石垣島とここ西表島だけだ。
少しもどって滝の上を目指して、急な岩場を登っていく。
スダジイやオキナワウラジロガシなどの、深い照葉樹の森の中だ。
あたりの木の洞には、アイフィンガーガエルが棲むという。
親は卵から孵ったオタマジャクシに無精卵を産んで食べさせるという、日本で唯一子育てをする珍しい習性を持つ。
こちらも石垣島と西表島にしかいない。
滝壷から40分も歩くと、ようやく滝の上に出る。
遠く美しい海が望め、川べりのマングローブの林から、木々の様相を変えながら切れ目なく続く森の全容が見渡せる。
深い森の中は、ここでしか見られない多くの貴重な生命の宝庫なのだ。